バスについて

バスに関する情報をまとめています。

目次

バス停

バス停名の表示

バスは、大きく次の二種類に分けられますので、アプリも、この分類にて管理をしています。詳細は次より各々のページをご覧下さい。

路線バスは、市町村や都道府県などが運営するものや、民営のもので、よく見かけられるバスです。

コミュニティバスは、明確な定義はありませんがそれらとは異なり、一般の路線バスが走れない細街路、あるいは過疎地域、一般の路線バスが採算が取れず廃止されてしまった後に自治体が路線を設置した、小規模なバス路線を言います。

乗降のバス停を記録するカード/しないカード

全国で使えるカードもありますが、カードは基本的には各地域の事業者が発行しています。そして、その地域(エリア)ごとに、バスの停留所をカードに記録するかしないかを決めています。

調査した範囲では、全国対応カード(10カード)については概ね次のようです。(=未対応、=対応)

  • Kitaca (北海道エリア)
  • Suica/PASMO (東北・関東エリア)
  • TOICA/manaca (東海エリア)
  • ICOCA (近畿・中国・四国エリア)(注意1)
  • PiTaPa (近畿エリア)
  • SUGOCA/nimoca/はやかけん (北部九州エリア)

つまり、Suicaでも、PiTaPaエリアやICOCAエリアでバスに乗れば停留所は記録されます。

(注意1)ICOCAで契約されているバスは、PASPYエリアやIruCaエリアなどがあり、バス停番号が記録されるようです。ただし、IruCaエリア「ことでんバス」の場合、履歴は記録されますが、改札情報はIruCaのみ記録がありICOCAでは記録しない、などの違いがあるようです。

各事業者が、その事業者専用として発行しているICバスカードは、確認している範囲内では全てで停留所をカードに記録しています(一部の例外となる路線があります)。

複数事業者が共通カードとして発行しているICバスカードも、確認している範囲内では殆ど全てで停留所をカードに記録していますが、以下は、停留所名を記録していません。

  • OKICA (沖縄県内)

上記で「」となっているカードは、バスがカードに停留所を記録していないので、読み取っても表示ができません。利用者が、事業者に要望を出せば、記録されるようになる可能性があります。

より詳細は後述する「関東地方などのバス停名の表示に関すること」をご覧下さい。

方針

バスについて、停留所名を収拾して表示可能なように情報の整備を進めております。

民営のバスについては、情報請求が困難であるため利用者からの情報に頼っている状況ですが、公営の路線バスのうち表示可能なものは、かなりの水準で対応をすることができています。

そこで現在は、そもそも路線の存続自体が危ぶまれているコミュニティバスへの対応を進めています。

コミュニティバスの利用者は老人などが多いと予想される(若い人は自家用車を利用する)ため、IC化されていたとしてもIC以外の手段で決済されることが多いと予想されますが、若い人の利用者が増えれば路線の存続はより安泰になると考えられます。

弊社は、IC利用を便利にすることで、コミュニティバスへのお力添えをして参ります。

関東地方などのバス停名の表示に関すること



はじめに

東日本のバス圏、いわゆるPASMOエリアや地域連携ICカードを含むSuicaエリアのバス停名は、今のところ表示できません。

表示できれば大変便利ですが、今はそれができない状態です。

このことについて説明と、不満を持った方へのアドバイスをここでさせていただきます。

技術的には可能

カード内にバス停番号を記録すること。これは、技術的には可能です。カード内の履歴情報にはバス停番号を書くための欄があり、西日本のPiTaPaエリアやICOCAエリアのバスでは、画像にありますように実際にその欄にバス停番号を書いているためアプリで表示することができます。

つまり技術的に可能であるにもかかわらず、バス会社が(恐らく申し合わせにより)バス停番号をPASMOやSuica等カード内に記録していません。

関東地方は日本の人口の3割以上、東北地方は1割弱を占めており、関東地方と東北地方は合わせて日本の人口の4割以上が集中しています。

本アプリユーザーも推定で半数程度いると思われるエリアですが、バス停名が表示されないことから、つまりユーザーの約半数は本アプリの本当の便利さが体感できないということになります。

他の地域も同様

関東地方に限らず、全国対応カード(10カード)でバス停をカード内に記録するのは西日本のPiTaPaエリアやICOCAエリア)だけです。

日本の人口は都市部に集中する傾向にありますが、東京・名古屋・大阪の3大都市圏では大阪圏のみ便利ということになります。

名古屋エリアのmanacaは独自の領域にバス停番号を書くことがありますが履歴としては記録されませんし、他にユーザーが多そうな九州北部エリアのnimoca(北海道函館市に飛び火したICAS nimocaも同じ)なども同様の問題をかかえています。

地域独自カードの方が便利

都市圏以外では、全国対応カード(10カード)ではない地域独自のICバスカードが主に使われます。他地域で使えず不便だと批判されることが多いカードで、実質Suicaである地域連携ICカードが便利だと持てはやされている昨今ですが、本当にそうなのでしょうか。

地域独自のICバスカードは、沖縄のOKICAなどの例外を除いてはカード内にバス停番号を記録します。このためこれらのカードもバス停が表示でき、乗ったバスの履歴が簡単に確認できるのです。このため沿線住民は大変便利に使うことができます。

つまり、利便性をどう考えるかという問題ではありますが、後から履歴を確認したいと思った場合については地域独自カードの方が10カードよりはるかに便利である、という状況です。

10カードは、どこでも使えるカードであるため無条件で全面的に便利であると錯覚するところですが、本来得られるサービスが得られていない状況であることを知ってください。

[結論] 利用者の要望の声が必要です

沿線住民が声を上げ、SuicaやPASMOなどカード内にバス停番号を書き込むように、要望を出す必要があります。なぜなら、ユーザーは困っていたとしてもバス事業者は特に何も困っていないからです。また、対応するためには事業者によって差はあるでしょうが多額の費用が掛かります。バス事業者は必要のないものに無駄なコストは払えません。

その費用を希望者が割り勘すれば話は早いですが、それは難しいことでしょう。多額の対応費用を払えない一般の利用者は、お金を出す代わりに体を動かす必要があります。

それも一人や二人ではなく、大勢で出さなければバス事業者は動きません。黙っていて勝手に便利機能が舞い込むことはありません。本当に必要なサービスは利用者が要望をしなければ実現しないものです。

つまり、沿線住民の方々は、ご利用のバス会社や、あるいはカードの運営元であるSuicaのJR東日本やPASMOの株式会社パスモに、問い合わせたり、署名活動でお願いをしたり、といった活動を直接的に起こす必要があるわけです。そしてこれは、実際にそのバスを使う沿線住民にしかできないことです。

JR東日本や株式会社パスモの動きが悪い場合は、場合によってはSuicaやPASMOではない「バス会社専用ICカード」の導入を追加でお願いすることも必要になるかもしれません。これはこれで維持費が掛かりますので、さらに難易度は高いことでしょう。

バス停番号がカードに記録されるようになりましたら、このアプリでも対応を致します。沿線住民の皆様の活躍に期待をしています。



バス車体

バス車体の表示

カードに情報が記録されている場合に限り、特定されたバスの情報を表示することがあります。

どのような情報を表示するかは状況次第ですが、最大で次のような情報が表示できます(または表示準備のために内部に情報を格納しています)

  • 車体番号 (事業者の管理番号)
  • 車のナンバープレート番号
  • 路線名、市内線/市外線の違い (OKICAに限る)
  • 車種 (メーカー、車種、型式、ボディー)

バス車体の表示条件

カードには、バスの車体番号などが記録され(ることがあり)ます。

このアプリは、この車体番号ごとに情報をデータベース管理し、詳細情報の表示を実現しています。ですので、カードには書かれていない詳細な情報を表示することができます。

このため、次のようなことがあると、表示が不正になります。

  • 車体番号は同じまま、新しいバスに変更された場合
  • 事業者の気まぐれで、車体番号は同じままナンバープレート番号を変更した場合

ナンバープレート番号などの表示が古いと思われた場合は、お手数ですが報告をお願い致します。新しいバスについての情報が表示できるように、アプリを改良致します。