次のメーカー製品に対応しています。
以降に、両製品に対する共通する説明を記載していますので、実際にリーダーをお求めになる前によくお読み下さい。
ICカードこれひとつの、他の無料アプリにない機能として、ICカードリーダー対応機能があります。
このサービスについて説明します。
日本で流通している多くのAndroidスマートフォンにはNFC機能が搭載されています。
しかしどの機種においても、NFC機能は必ずしも主たる機能ではありません。特に海外の安価な機種の場合、実用にならないほど性能が悪いことがあります。
また、Androidタブレットの現行機種でNFC機能が搭載されたものは皆無です。このようなNFC機能を搭載していない機種や、読み込み性能の悪い機種でICカードを読み取るには、ICカードリーダーを繋ぐ必要があります。
「カードが読み込めるかどうか」は、アプリの性能も必要ですが、何よりも、ご利用中の機種(スマホ、ICカードリーダー装置)の性能が最も重要です。
ご利用中の機種のNFC性能が悪いなら、どんなアプリを使ってもそのカードは読み取れません。
本体内蔵NFCの性能については、「対応機種一覧表」も用意しています。
カードが読み取れない場合、弊社は機種変更をお勧めしております。しかしどうしても機種変更したくないという方には、次にソニーのパソリ(PaSoRi)を購入して接続することをお勧めしています。
パソリ(PaSoRi)は、新品でも大手家電量販店で3,000円前後(通販なら2,500円前後)で販売されています。これに、100円からあるUSBケーブルでAndroid機に繋ぐことで、あなたのスマホやタブレットはたちどころに完璧なNFCカードリーダーへと変わるのです(つなぎかたは後述)。
FeliCaを作ったソニー純正のパソリ(PaSoRi)なら、FeliCaは全て読めます。
また、少し値は張りますがACS社製のリーダーACR1252UでもFeliCaは全て読めます。
ICカードリーダーをUSBでつなぎ、スマホ自体を読み取らせることで、おサイフケータイも読めます。
電子マネーの公式アプリなら、公式アプリから直接スマホ内蔵のメモリーを読み取っています。これを実現するには、必要なライブラリーを入手するなどで高い開発費が発生します。このためフリーソフトでそういったアプリは存在しませんし、このアプリでも現在は開発に着手できません。
現在は、このアプリ利用者が増え、開発資金が用意できる日を待っているところです。
それまで、パソリを使うという選択肢を提供しています。
なお、スマホの機種によっては読めないこともありますので、保証は致しかねます。その場合、このアプリをご家族・ご交友などに紹介し、アプリから直接本体メモリーを読み取る機能が開発できるよう応援して下さい。
対応するものは随時改良を進めております。ここに記載されている情報はリリース直前の開発中バージョンのものであることもあります。
以下の表は、リーダーのハードウェア的な仕様とは無関係にICカードこれひとつでの対応状況を示します。
FeliCa | MIFARE | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Classic※1 | Ultralight | Plus | DESFire | |||||
C | ||||||||
パソリ※2 | RC-S330 | ○ | × | × | × | × | × | |
RC-S360 | ○ | × | × | × | × | × | ||
RC-S370 | ○ | × | × | × | × | × | ||
RC-S380 | ○ | × | × | × | × | × | ||
RC-S634 | ○ | × | × | × | × | × | ||
RC-S300※3 | × | × | × | × | × | × | ||
ACS | ACR1252U※4 | ○ | ○ | ? | × | × | × | |
(参考 本体NFC) | ○ | ○ | ? | × | × | × |
※1 MIFARE Classicは、暗号化されていない領域のみ読み取ることができます。普通に利用されているカードは、当然ですが何らかの暗号鍵が設定されていますので、読み取れません。このアプリには暗号鍵を解読するような機能は搭載されていませんので、そういった需要は別のアプリをご利用下さい。
※2 SONYのパソリ RC-S330・RC-S360・RC-S370・RC-S380(RC-S380/S・RC-S380/P)・RC-S634/URは、FeliCaは読み取れます。MIFARE(NFC-A)については、現在は調査研究を進めておりますので、進捗次第では対応する可能性もゼロではありません。
※3 SONYのパソリ RC-S300(令和3年11月新発売)については、現在研究中につき、アプリはまだ対応しておりません。従来機と互換性がなく、通信プロトコルも難解ですが、将来的に、解析完了次第アプリでも対応を計画しております。現時点で、本アプリのためだけにパソリを購入予定の方は、RC-S380 のお求めをお勧めします。
※4 ACS社のACR1252Uは、価格が高いだけあってほぼ万能です。ハードウェア的にはNFC-AおよびFeliCaに完全に対応しておりますので、あとはアプリでの対応次第です。需要があれば対応を追加します。
ただし、ACR1252Uについては対応維持が難しいことや、ICカードこれひとつにおける利用者が確認できないことから、将来的にサポート廃止を予定しております。
以下をご利用下さい。
RC-S380は製造終了品であるため、現在新品は希少価値から価格が上がりつつあります。中古なら安価に入手できるかもしれません。
楽天Edyリーダー(USB型)は二種類あります。どちらも実体はパソリ(PaSoRi)相当ですが、現在は新品の販売がないようです。中古なら入手できるかもしれません。
この機能を使うためには、USB-OTGに対応したスマホやタブレットが必要です。
海外製の安価なSIMフリースマホでもUSB-OTG対応機種は多数ありますから、よほど古い機種や、機能を省いた格安機種ではない限り、対応している可能性が高いです。
対応しているかどうかを確認するAndroidアプリもありますが実際に機器を繋げないと分からないため、購入前に確認する方法はスマホのメーカーに問い合わせる以外にはありません。
なお、OPPO R15 Neoのように、「設定→その他の設定→OTG接続をオン」してOTGを有効にしないと初期状態でOTGがオフになっている機種もあります。
主要機種については、USB-OTG対応状況を「対応機種一覧表」に用意しています。
Android本体にNFC機能の有無を問わず、USB-OTGに対応する機種であれば、USBでNFCカードリーダーを接続して使用することができます。
標準添付されているケーブルは、大抵は平形のUSB端子(Type-A端子)ですから、これをスマホ側の端子の形(マイクロUSBまたはType-C)に変換するケーブル類を挟むか、可能ならケーブルを交換することになります。
パソリRC-S370/S380は、今となっては珍しい「ミニUSB」が採用されています。
標準では「ミニUSB(オス) → Type-A(オス)」というケーブルが添付されていますが、これを交換することになります。
スマホ・タブレット側が「マイクロUSB」か「Type-C」かをよく確認し、「miniB → マイクロUSB」または「miniB → Type-C」のどちらかのケーブルご購入し繋いで下さい。
ケーブルを交換しての接続例
たとえば、Type-Cの機種であれば、動作保証をするものではありませんが、次の製品で直接パソリに接続することが可能であることを確認済みです。
ACS社製のリーダーACR1252Uはケーブルを外すことが出来ないので「変換ケーブル」または「変換コネクター」を使う必要があります。
パソリの場合も、ケーブル交換可能なRC-S370/S380/S300以外は、同様に「変換ケーブル」または「変換コネクター」を使う必要があります。
変換コネクターの使用例
通常のカードリーダーのケーブルは、パソコンに接続するため平形のUSB端子(Type-A端子)になっています。普通の端子なので、単に「USB」端子としか表記しない製品が一般的です。
そのままでは接続できないため、スマホやタブレットの端子に合わせるUSB OTG変換のケーブルやアダプターを使用します。
USB A→USB C変換アダプターの使用例
ケーブルは交換せず、変換して使用する場合の例です。
100円ショップで購入可能な製品もありますし、高級な製品もありますが、正常に稼働するものをご自身の責任で選択してご利用下さい。
動作保証をするものではありませんが、弊社では次の製品で動作確認しました。
動作保証をするものではありませんが、ユーザー様より次の製品での動作確認がありました。
調査時点と現在では製品ラインナップと価格に差がありますので、お手数ですがご自身でお探し下さい。
殆どの項目は、ドロワー内またはメニューの「設定」→「その他」にあります。
パソリ等を繋ぐまえに、一度確認しておくとよいでしょう。
接続したカードリーダーはドロワーメニューから選びます。
画面左上のハンバーガーをタップするか、画面左端から右にスワイプするとドロワーメニューが出ますので、その下の方にある「NFCリーダーの選択」から目的のものをタップして選んで下さい。選んだものに切り替わります。
内蔵NFC有無にかかわらず、通常はドロワーから選ばないとUSBのカードリーダーは選択されません。
設定で、「外部NFCリーダーを優先的に使う」を選んでおくと、アプリ起動中はUSBを常時監視し、カードリーダーの接続があれば即そちらに切り替えます。また起動時点で既に接続があれば、最初からそちらに切り替わります。
スマートフォン内蔵メモリーを読もうとする場合、FeliCaの認識をONし、NFC-Aの認識をOFFにする必要があります。
これもドロワーメニューから選びます。
画面左上のハンバーガーをタップするか、画面左側から右にスワイプするとドロワーメニューが出ますので、その下の方にある「読み込むカードの種類」をタップして選んで下さい。選択されている種類のみ読み込みます。
標準ではFeliCaのみが有効になっています。
なお、現時点でNFC-Aが読み込めるのはパソリのうちRC-S380とACS社製リーダーのみです。それ以外のパソリと内蔵NFC機能によるNFC-A読み取りは、今後開発予定ですのでご了承願います。